温泉。

海

雨天中止?台風22号??それっておいしい?
そんな非常識な私は、遊んでくれるお友達を見つけて貸し切り温泉旅館へ行って参りました。(きっと中には中止にするって言ってくれ!と思った人がいたには違いないんだよ)


雨の中、台風がひどくなるのを想定して、午前中に移動してしまうことに決定しました。
でもって、行きの車の中からとったのがこの写真。
海の中にあるふつうなら見えてる防波堤(?)が埋まっているあたり怖い(笑)
もっとも、この写真の時は午前中のために、そんなに雨もひどくなく、多少水かさがあるくらい。
空が薄明るくなってて、ひょっとして台風どっかいっちゃった?って感じだったんですがそれが甘いと思い知ったのは午後でした。
ついたのは、ちょっとひなびた感じの温泉旅館。
猫4匹(5匹だったか?)と犬のいるお宿で、露天はないけど風呂の窓から奥湯河原の川がみれるアットホームな感じのお宿。
早々についたので、一風呂浴びて、ごろごろと昼寝をして。
目が覚めたら暴風域のまっただ中。
窓の外では風呂入ったときにはそよいでいた木々が悲鳴を上げている感じ。
みんなでひとかたまりになり、後から到着の4名を飲みながら待っているときに恐怖がやってきた。
停電。そして、土砂崩れ。


頭の中を「め組の大吾」がくるくる。川の対岸の崖がポンポン泣いてるのだ〜〜
そして、小さい土砂崩れが旅館のお向かいで3カ所。窓から見えるから怖かったのだ!
浴衣で笑ってたんですが、さすがに目の前で小規模とはいえ土砂崩れをおこして生木が裂けて濁流の中下流に流されていくのをみたら。着替えましたさ。いつ避難してもいいように(笑)こういう準備はしておいて、後で笑える方が幸せだもん。
停電は10分程度で復旧したんですが(もっと長かった??)窓を開けると土の臭い。
こわごわとしていたのですが、一升瓶が開いちゃったり、持ち込みのビールがなくなって宿のビールを飲み尽くす勢いだったのは・・・楽天家集団だから?
遅い時間になって、ようやくお夕飯になり(お調場が雨漏りしてて、料理どころじゃなかったのもあるが、全員そろわなかったんだな)13人そろってご飯。
後からきた3名は本当は4名の予定だったんだけど、一人は東京からこっちに来れなくなって、残りの3人はたまたま同じ電車で小田原で閉じこめられていたところ、示し合わせてタクシーでたどり着いたのだった。
暗がりの中、橋を越えて流れる川にタクシー走らせてたどり着いた彼らが一風呂浴びてからごはんとなったのでした。


宿から5合の吟醸酒を2本差し入れて頂いて、瓶ビールも8本くらい軽くあけて、足らなくてまだ日本酒ついかしたり・・・嵐に負けないカラオケ大会に(苦笑)
そのころには台風東京の方に行っちゃってたんですが。幸い宿は貸し切りだったので暴れ放題でした(大人の集団として、いけないことですが)
そのあとも、部屋に戻ってまだ飲んで。
だめな大人の集団は嵐をものともせずに飲んだくれたのでした。


教訓:馬鹿につける薬はない